1ビットデジタルアンプで遊ぼう、の巻き。その12015年06月02日 18:39


SHARPの1ビットデジタルオーディオフリークの皆様、お待たせ(?)しました。
いよいよ今回からジャンクの1bitミニコンポをベースにがらくた文書工房さんと共に本格1ビットオーディオアンプの製作方法を紹介していきたいと思います。

基本的には缶様と同じ仕様ですが、ウチはよりハイグレードな仕様で・・・といきたいところだったのですが~・・・
なにぶん格差社会の下のほうに居る中卒貧困サラリーマンなもんで・・・。
オーディオ用の豪華な部品なんか、とてもとても買える身分ではございません。
でも、貧困でもオーディオを楽しみたいぞ、1bitオーディオで遊びたいぜっていう気持ちに変わりはありません。

そこで、なるべくカネかけずに、でもその代わり手間は惜しまないぞ!という方向でハイグレードな1bitアンプを作ってみる事にしました。







今回餌食にする機体はSD-CX8です。
なんでこのモデルを選んだかといいますと、たまたま巡回したハードオフで入手したのが始まりで、その後も運命的に連続して入手できたからです。
かれこれもう4台くらい葬っているかなー?

CX8に使われているアンプモジュールはCX1やCX3、NX10やNX20等と比べ設計が新しく基板の実装も無駄が無くコンパクトに仕上がっています。
電源に一癖ありますが、ジャンカーには扱いやすいサイズとNX20をも凌駕する可能性を兼ね備えたモジュールで、なによりフラッグシップ的存在のNX系より遥かに安価で入手できる点は、私のような貧困層にはむっちゃ嬉しい限りなのであります。

CX8について調べてみると、販売価格が比較的手頃だったため、けっこうな台数が出回っているようです。
しかし、機械モノの宿命とでもいいましょうか、年式的にCDもMDも壊れてラジオしか聴けなくなって、その結果けっこうな台数がジャンクとしてヤフオクやハードオフに出回るわけですね。
製品としては粗大ゴミかもしれませんが、我々ジャンカーが部品として見ると超絶的なお買い得品となるわけで(^^;
安いと数百円、高くても2000円くらいかな、今でも目の前にあったら即ゲットするようにしています。





今回のブツはCDもMDもOKで、なかなか美品で程度の良い機体でしたが、我慢できずにバラして使える部品を徹底的に剥ぎ取りました。
使えるものは極力リサイクルです!





オリジナルの電源回路です。
まず-10Vの生成回路がちょいと面白いですね。
どういった狙いなのかは中卒の私には分かりませんが、非安定化電源の-16.8Vを基準に6Vを生成していますので、ひょっとしたらこのあたりにデジタルアンプを非安定化電源でも使用できるようにした秘密があるのかもしれません。
通常、帰還回路を持たないデジタルアンプのブリッジ回路は安定化電源が必須ですからね。

アンプモジュール直前に0.1オームの抵抗がシリーズに付いていますが、これは過電流検出用と思われます。
シャープのミニコンポは安全性を最優先して各部の電圧や電流を監視して、異常が出た場合は電源をシャットダウンするように設計されています。
見えない部分ですが、しっかりとお金をかけて作り込まれている証拠ですね。
電源だけでなく、スピーカー出力にも同様の安全対策が行われています。
素晴らしいです。

突入電流を制限する目的で負荷に対してシリーズに抵抗を入れる事もありますが、もしそのような目的であったならば整流回路から電解コンデンサまでの間に入れるはず。
この位置では突入電流に対しては無意味ですし何よりこれはオーディオアンプ。電源ラインのインピーダンスは低くする事を心がけるのが鉄則。
と、いう中卒の幼稚な自論から、この0.1オームは自己責任による自作品に限っては必要ないという結論に達しましたので撤去です!





で、中卒のオッサンが自分の自作用に書いた落書きがコレになります。
センタータップ式の正負電源から独立整流に変更しました。
コストと手間はかかりますが、過去の経験から音質的メリットは大きいと思っています。

トランスは大容量の高級トロイダルコアトランスを・・・と行きたいところですが、中卒で貧困層の私にそんな財力などとてもありません。
そこで、過去に葬ったCX-8に付いていたトランスを改造した上で2個使い、並列駆動で容量をアップさせて使う事にしました。
並列にする事で低インピーダンス化による音質向上も見込めますので、高級トロイダルコアトランスよりも有利なんだぜって、貧乏人の負け惜しみです。




巻き線のパラ化改造の参考画像です。
センタータップにある2本の線を外してバラして巻き線を独立させます。




センタータップ改造の参考図です。
この技は覚えておいて損は無いと思います。
今回の改造に限らず、ジャンクから剥ぎ取ったトランスを活用する場合にはとても有効だと思います。




独立させた巻き線を並列に接続すれば容量アップ化完了です。
同じトランスをもう1個作って独立整流させれば最強の電源回路の完成です!




そうそう、巻き線を並列にする時は、位相(巻き方向)を合わせないとトランスが燃えますので、実践する場合はよーーーく注意してくださいね。
(実際は内蔵されている温度ヒューズが切れて事なきを得ますが)
あと、できれば念のためPSE法に基づくような絶縁テストも行っておく事をおすすめします。





中卒が好き勝手やりたい放題やらかした落書きがこちらになります。
メインの電源は並列駆動にして余裕過ぎる容量に、A/D部とプリアンプ部はパワー段から切り離して供給するようにしてみました。

A/Dリセットは無くても問題なく動作していましたが、まぁあったほうがいいのかなぁという事で、念のためCRによる簡単な回路を付けておきました。




で、完成した電源ユニット。
ほとんどがコンデンサという狂気の豪華仕様(^^;
これも自作ならではの自己満足ですね。
コネクタはCX-8に付いていた物を剥がして再利用しましたので、万が一アンプユニットに不具合が出ても予備さえ確保しておけば容易に交換が可能となります。
末永く愛用するためにも、メンテナンスが容易にできるように設計段階から盛り込んでおくと後々便利ですよ。

とりあえず今回はここまで。
資金をためて、進展したらまた更新しますね。

コメント

_ Joe ― 2015年06月02日 23:43

管理人様、ご無沙汰しております。

オーディオの記事、楽しく読ませて頂きました。

私も出来る範囲内でオーディオ等を楽しんでおります。

ジャンクからの修理品が多いですが、今の私の耳では十分な音質になってきました。

最近、ヤマハのプリメインアンプを入手したのですが、音質が気に入りました。
トーンコントロールを通すと片チャンネルが低音が出なくなるのですが、トーンコントロールは使わないのでそのままです(苦笑)

置き場所の問題で入れ替わりに数台のアンプなどの機器を処分する事になりましたが(苦笑)。
メインで使う予定で修理待ちのサンスイのプリメインアンプも有るのですが、修理が先になりそうです。

管理人様が仰られた、「好きな機材で好きな音楽を聴く」(文言が少し違うかもしれません)の精神でこの先もオーディオを愉しんでいけたらと思います。

湿度も上がり、暑い時期なってきました、お体にお気をつけくださいませ。

次回の改造記事を楽しみにしております。

_ (未記入) ― 2015年06月03日 16:15

同一電源トランスのタップ並列について、完全な同相同電圧が保証できないので整流してから平滑ケミコンのところでパラった方がよいです。

_ りょうさん ― 2015年06月03日 19:56

アドバイス有難うございました。
仰る通りでございます。
今回の改造に使用したトランスは2回路分を同時に巻いて作られたトランスのようでしたので、2回路の平衡性など確認し、実際の動作に問題ない事を確認した上で使用しました。もちろん、自己責任です。
一般的な量産品のトランスを2個使用しての並列駆動は注意が必要かもしれませんね。
整流後のパラ化のほうがリスクが少ないので私も賛成ですが、資金がぁ・・・(^^;

_ りょうさん ― 2015年06月03日 20:11

joeさん、いつもコメントありがとうございます。
そう、できる範囲内で楽しむのが一番楽しいです。
時には背伸びする事も必要かもしれませんが、あんまり背伸びすると急につまらなくなっちゃったり(特に資金面(^^;)
お互い、マイペースで楽しんでいきましょう!

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kousokuweb.asablo.jp/blog/2015/05/19/7637214/tb