noteに引っ越します2026年05月09日

長らくこのアサブロでやってきましたが、noteに移行すことにしました。
noteのほうが圧倒的に使いやすいのが理由です。






このブログはしばらくこのまま残しておくつもりです。





PMA-201SAをヘッドホンアンプ化2026年03月11日

DACを作り過ぎたので、それらを切り替えて使えるヘッドホンアンプを作ってみました。





実はですね、我が家のヘッドホンアンプはこのXK-009なんです。

XK-009は発売当時に予約して購入したので、音も含め全てが耳に、いや身体に沁み込んでいる、私にとっては「音質標準機」なんです。
今までXK-009に代わるヘッドホンアンプをいくつか試しましたが、結局のところまたXK-009に戻ってしまって現在に至ります。
音が良いとか悪いとかいうよりも、聴きなれている音なので一種の安心感のようなものがありますし、反応の良いレベルメーターもポイント高いんですよね。

後継モデルのXK-S9000も当時新品購入して所有していますが、XK-009のほうがサラっと流れるように奏でてくれるのでずっと愛用しています。













でも、いくらなんでもカセットデッキをヘッドホンアンプとして使い続けるのは違う気がするので、DENONのPMA-201SAというミニコンポ用のプリメインアンプをポチってみました。
そう、一連のDAC化で餌食になってもらったチューナーと同じシリーズのアンプです。
チューナーと同じく人気がないようで、ほぼ送料で落とせます。
このくらいの価格なら失敗しても諦めがつきますしね。
ちなみにCDプレーヤーのDCD-201SAは人気があるようで少々お高いです。












選んだ理由はコレです。
入出力がめっちゃ豊富なんです。
入力だけ見ても7系統って、このサイズで他にはちょっと無いですよ!
PHONO入力まで付いてるし。
でも入力セレクトはロータリーエンコーダーの順送りなのがちょっと残念かな。
ボタン1つでダイレクトに選択出来れば満点なのですが価格が価格なので妥協しました。













すべての端子が金メッキで、スピーカー端子はバナナ対応と、まるで高級機みたいです。
もちろんヘッドホン端子が付いているので、試しにこのまま無改造で使い始めました。












こんな感じでド真ん中にセッティングして毎晩使ってみました。
みたのですが・・・ん~~~~
悪くは無いです。高音もちゃんとキレイだし低音も力強いしメリハリ調で解像感もある。
だけど・・・なんというか・・・流れるように奏でてくれないというか・・・疲れちゃう。

やっぱりね、ヘッドホンを聴くためにハイパワーアンプを使うのはベストでは無いので、プリメインアンプではなくセレクター付きのヘッドホンアンプに改造する事にしました。












それではバラします。
ミニコンポ用ですが、ディスクリートで組んである真面目なアンプです。
スピーカーなら良い音で楽しめると思いますよ。とくに小口径なんか合いそうな感じかな。












重たい強力なトランスは必要ないので撤去です。













基板を取り出しました。
ざっと各部を確認してから、プランをイメージしてメスを入れていきます。













メインアンプ部とフォノイコライザー回路は必要ないので全撤去しました。
電源部とプリ部のみになりましたので、ここにヘッドホンアンプを追加していきます。












サービスマニュアルが入手できたので作業性がアップ!
増幅度まで記載されているので助かりますわ。













せっかく付いているPHONO入力ですが、使わないのでフォノイコライザー回路は撤去してセレクターへ直結しました。
これで各入力7系統が同じ条件で使用可能になります。

で、撤去したフォノイコ跡地をヘッドホンアンプとして活用する作戦です。
うん、合理的ですね!
出力系になるので、GNDラインは念のため入力系から切り離しました。












回路はXK-009のを参考に組みました。
と、言ってもよくある一般的なゲイン10のオペアンプの回路ですね。

ここで問題が。
ゲインが10倍ともなると、オペアンプの入力電流の影響でオフセットが大きく出てしまいます。
試しに付けたNJM4580DDでは約0.3Vとヘッドホンアンプとしてはちょっと不穏な数値です。
このアンプは入力を切り替えた際にリレーでミュートがかかるという良心的な仕様なのですが、その度にポツポツ音が出てしまって精神衛生上よろしくないのです。

対策としては、前段にもう1つオペアンプを追加して5倍くらい増幅してからカップリングを介してヘッドホンアンプへという流れになりますが、できればオペアンプ1発で済ませたいところ。
ちょっと悩みましたが出力カップリングコンデンサを付けて解決させました。
そう、ヘッドホンアンプ沼ガチ勢が大大大嫌いな出力カップリングコンデンサです。
高耐圧で大容量なら問題ないんじゃね?って事で実験も兼ねて採用です。













トランスはジャンクCDプレーヤーから外した物を利用します。
DP-990SG用っぽいです。葬っておいてなんですが、もう覚えてないですわ。
CDプレーヤー用ならFL管用の出力も備わっているので無理なく換装できます。












それらを全部組んで仕上がったのがコチラ。
スッカスカ!いやー、軽くなりました!
いいですね、回路もシンプルです。













スピーカー端子も撤去したのでとりあえずテープで目隠し。
プリ出力も機能するようにしたので、プリアンプとしても使えます。
ACアウトレットを撤去してインレット化。これで使わない時の収納もスッキリです。
コードがぶらんと付いていると、地味に邪魔なんですよね。












それでは試聴です。
普通のオペアンプなヘッドホンアンプなので特別何かスゴイとか、そういう神経質な部分は無いのが逆に良いですね。
XK-009よりもシャキっとして解像度が高いです。これはこれで良き良き。
XK-009はドルビーICのCX20188を通ってからヘッドホンアンプに入るので、その影響で少しマイルドになるのかもしれません。

SOURCE DIRECT をONにする事でセレクターとボリウムしか通らなくなりますので、鮮度がぐんと上がるのを体感できます。まさに狙い通りのセレクター付きヘッドホンアンプです。
長時間聴いても疲れないし、細かい音もしっかり拾って出力してくれるので、私には十分なクオリティです。
とりあえず、ヘッドホン端子が3.5mmなので6.3mmへの変換ケーブルを作らなくちゃかな。
不満が出たら、手を加えて遊んで行こうと思ってます。


あ、下のコはCDX-10の部品鳥にと入手したジャンクのCDX-9ですが、アナログ出力も悪くないのでCDX-1aと同じ改造を施してテスト機として活躍してもらう事にしました。
PRO-BITも良き良きですね。