PIONEER CLD-939をDAC化2025年03月01日

パイオニアのレーザーディスクプレーヤーCLD-939のDAC基板を実用化してみました。
この基板もずいぶん前に入手したもの・・・だったと思います(あんまりよく覚えてないんです)
レガートリンク・コンバージョンが搭載される前のモデルで、この後のCLD-959からレガートリンクが搭載されたと記憶しています。
DACはフィリップスのSAA7350GPが左右独立で2個搭載という贅沢な構成で、同社のCDプレーヤー上位モデルと同じ構成となっています。




デジタルフィルターSM5813APのデータシートを入手してPD0052DAIと接続してみます。
クロック周りが丁寧に作られていてイイ感じです。良く設計された基板って、回路を追っていくのが楽しくなりますよね。
SM5813APもSAA7350GPもデータシートの入手が容易でしたので、音出しまでスムースでした。
うん、それではいつものように適当な箱に入れます。












パイオニアのDAC基板って長いんですよね。
SM5813APの右から向こうは要らない部分ですので仏蛇斬ります。











ぶった斬って再度動作確認。
PD0052とTC9245Nで正常動作を確認しましたので、今回はTC9245Nで行く事にしました。












この基板の電源はセンタータップ式のトランスでは使用できない仕様ですので、何かのCDプレーヤーに付いていたトランスを改造して、センタータップを分離ししました。

昔のCDプレーヤーのトランスってデジタル用の±5Vとアナログ用±15V系が確保できる物が多いので、捨てずに保管しています。











組み込むケースはいつものジャンクのチューナーを入手して活用します。
今回は都内のドフに転がっていたのを捕獲してきました。
けっこうタマ数出ているんでしょうかね。それでいて需要はほぼ無いので入手には困らない印象です。












フロントパネルの基板。
FL表示管など使わないので撤去してポイです。












タクトスイッチ2個以外は撤去して、表示用のLEDを付けます。
位置合わせにちょっとコツが要りますね。
電源スイッチはメカニカル式に変更しますので、ロッドが通せるように穴をあけました。












DAC基板とDAIを接続し、MUTEやエンファシス回路を基板裏に組みました。
MUTEは電源がマイコン制御ではないのでトランジスタからリレーに変更です。
やっぱりカチっと音がするほうが安心感がありますよね?!












TC9245NのDAIは「素敵なDAI基板」から素敵な部分を省略した「普通のDAI基板」を基板化しました。
これでいろんなCDプレーヤーを気軽にDAC化できるようになりました。
狭ピッチのICってユニバーサル基板で組むのはホント面倒ですからね。
どんどん基板化してラクしますよ!













この状態で動作確認。
オッケーですね。MUTEもエンファシスも正常に動作しました。
ちょっとハマったのは、この基板に付いているリレーのコイルに極性がありましてね。
リレー内部にダイオードが入っているようには見えないのですが・・・まぁ良い経験になりました。














電源スイッチをタクトSWからメカニカルに変更するため、アルミでこんなのを作りました。
これをこうして・・・












こうじゃぁー!!
これでトランスの1次側を直接ON/OFFできるようになりました。












小さい基板が入力セレクターで、大きいほうがMUTE回路付きのデジタル系5V電源、いずれもラクするために基板化したものです。
こんなものでもユニバーサル基板でチマチマ組むのって老眼だとけっこう大変なんです。
ムキにならず素直に基板化して思いっきりラクしますよ!













とりあえず完成!
けっこうキレイにまとまりました。珍しいです。













サーマルカメラ付きのスマホで動作温度を確認します。
CDP-553ESDの時のように、ミスがあった場合は加熱状態で確認できると思います。
この手の中華スマホ、前からずっと気になっていたのでAliexpressでポチっとな。
ええ、中華とはいえ円安なのでけっこうなお値段でしたよ。あいふぉんの1/5くらい・・・!












SAA7350GPってけっこう熱くなるんですね。5532より熱いかも?
夏場だと40度超えるんじゃないかな?












無事完成。
いつものケースなので代り映え無いですね。

MUTE周りはしっかり組んだので安心して使えます。音響機器なら当然ですよね。
これらを基板化したおかげでより確実にラクに組む事ができました。

さてさて音質ですが、939っぽい音が出ています。
ちょっと細身を感じさせる、独特ともいえる艶のある音が印象的ですね。
多分これがSAA7350GPの音なんでしょうね。SM5813AP+マルチビットDACとでは出せない音色と思います。
どっちが良いかは好みの問題でしょう.。












しばらくはSM5813APで楽しんでから、この石でレガートリンク化してみようと思います。
パッケージが、なんとなくNPCっぽい気がしますがひょっとして・・・




コメント

_ パピー ― 2025年03月02日 16:35

素晴らしいです。
アイデアと技術のクオリティーに乾杯です。
記事に対する衝撃はあの頃と同じです。
記事を印刷して秋葉原に向かって
見知らぬ人達同士で集まり、ドキドキした記憶が懐かしいです。

_ 彦馬 ― 2025年03月02日 21:25

今回の939のDAC基板はPD-T07等と同じようなレイアウトですよね。
次回は皆で集まって聴いたあの「ピラニアデッキ」のDAC化ですのでお楽しみ?に!

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