AIWAのAFBSスピーカー遊び52022年02月07日


それではデジタルアンプの選定です。
トランス電圧の関係から35Vくらいで使えるものに限られてしまうので、一般的な12Vのアンプは使えません。
これだけでずいぶん絞られてしまいます。

比較的簡単に完成品が入手できるTDA7498あたりが丁度良さそうなので試しにポチっとな。
2300円だったかな。ホントに大丈夫なのかと疑ってしまう価格ですね。






amazonプライムなので翌日には到着。素晴らしい!
早速、解析&テストです。












まず、電源の電解コンデンサは無条件で国産品に交換します。
日本の三洋製らしきモノが付いていましたが、本物か怪しいので手持ちの物に交換。
耐圧も35Vから50Vにアップさせました。

ヒートシンクはM2規格のSSD用の物が手持ちにあったので切断してタップ立てて取付け。
表面積は純正?よりも大幅にアップ!安心ですね。

この基板にはミュートとスタンバイ制御の端子が付いていますので、ピンヘッダを立てて活用する事で出力の保護リレーを排してアンプとスピーカーを直結にする事ができます。


TDA7498で検索したところ、非安定化電源で組まれた方のページがヒットしました。
非安定化電源といいM2ヒートシンクといい、大いに参考にさせて頂きました。
おかげさまで、ここまでスムースに進める事が出来ました。ありがとうございます。













メニューがほぼ決まったので要らない部品をガンガン外していきます。
もう、やりたい放題です。
盛り上がってきたー!












メイン基板とAFBS&ドライバ基板をデジタルアンプに最適化して組んでいきます。
電源のリレーは撤去。スピーカーの保護リレーも撤去ですが、元々の遅延回路でアンプのスタンバイを制御するようにしました。













電源のコンデンサを在庫処分を兼ねていっぱい植えました。
昔、秋月で大人買いした余りです。
LXA-OT1Rにも使ったから、かれこれもう10年くらいですかねぇ・・・まだ使えるよね?
ニッケミのKMGとKYをスペースいっぱい並べました。












電源部の回路図。
電解コンデンサは合計で70000uFオーバー!
さすがに突入電流の問題を無視するわけにはいきませんので、コンデンサの手前にNTCサーミスタを入れて緩和するようにしました。
できればトランス1次側に入れたかったのですが、データシートにコンデンサ以外に使っちゃダメって書いてあったので、渋々従いました。












基板を固定するためのベースプレートを製作。











コンデンサ基板を実装。











反対側はデジタルアンプ基板と、空いてるスペースが勿体ないのでこれまたコンデンサを。











完成!
なんとかスペース内に収まりました。
いよいよ火入れ。
電圧は35V、安定していてハム音もありません。
順調順調!










専用プリアンプを接続して音を出してみます。
ちゃんと鳴っています。良かった!











それではいよいよAFBSスピーカーと接続して鳴らします。
あっけないくらいにちゃんと鳴りました。
AFBSオンで、あの独特の伸び伸びとした低音が弾みます。

これこれ!!これですよ!

今時のデジタルアンプで精一杯苦しそうに鳴っているモノスゴイ低音の出るスピーカーとは全く異なる、ゆとりすら感じる音です。

AFBSの帰還レベルの基準が分らないのですが、ちょっと弱い気がしたのでTDA7498のゲインを25.6dBから31.6dBに変更して相対的にAFBSレベルを上げてみたところ、更に弾むようになりました。
聴感ですが、多分ベストポイントだと思います。これ以上にするとS/Nが悪化しますし最悪ハウリングを起こしますので、このままで使う事にしました。

もうね、楽しい音ですよ!
奥からCD引っ張り出してきて、とっかえひっかえ聴いて。
こんな楽しい時間、何年ぶりだろう・・・!

欠点としては、プリアンプの性能が良くも悪くもミニコンポの域なので、S/Nも低くレンジも狭い印象かな。
AFBS回路の影響かと思いましたが、ON/OFFでも傾向は変わらないのでプリ確定でしょう。
TDA7498のゲインを上げた事で更にS/Nが悪化したので、サー音はけっこう耳に付きます。
個人的にはグライコとかDSLは要らないのでシンプルにボリウム1個で十分なように思えます。
 (AFBSをオンにするとDSLが解除になるのは仕様らしいです)
押しボタン式のボリウムも、当時は先進的でしたがあんまり好きじゃないんですよね。
今後の課題ですかね。








今回の作業で外した部品。
長い間おつかれさまでした。

動作電圧が±54Vと高いため各ステージの電源周りの発熱が多いアンプでしたが、電圧を35Vへ下げて回路を最適化した上でデジタルアンプ化したので、ほとんど発熱することなくオリジナルと同等のパワーを維持できています。
M2ヒートシンクを付けたけど、ウチの使い方では必要無かったかな。

ファイナル死亡で一時はどうなるかと思いましたが、まずは大成功ですね。
暫くはこれで楽しんでみたいと思います。



AIWAのAFBSスピーカー遊び42022年01月30日

STK1070の不良で復活を断念・・・するわけもなく~
完全オリジナル状態での復活は断念しましたが、現代の部品で仕上げる方向で進める事にしました。

メインアンプを他の物に変更するにあたって、トランスの出力を確認しました。
無負荷でこんな感じ。
高出力アンプなので電圧も高め・・・というか高すぎですね。
トランスごと他の物に替える事も考えましたが、スペースが限られている事とスペアナのFL管ヒーター電源AC2.8Vが必要なので、このトランスで使える物から選定する事になります。
(パチンコ用トロイダルコアトランスに巻き線追加という方法もありますが、ちょっとねぇ~




44Vを使わずに25Vで済ませれば、LM3886TFあたりが丁度良さそうです。
これなら音質も良いしMUTEも入ってるし保護機能も万全で安心ですし回路規模も小さく済むので組み込みもラクですので、まさに今回の目的にピッタリです。

確かいくつかストックしてあるので捜索開始。
しかし、ずいぶん探しましたが見つかりません・・・。
仕方ない、諦めて買うとしましょうか。
確か秋月のお気に入りに入れておいたはず・・・あれ?無い?!
なんと、既に取り扱い終了だったようです。
メーカーも生産終了のようで、代替推奨は皆デジタルアンプ。
ちょっと離れているうちに、古き良きアナログアンプの時代は終わっていたようです。













アナログアンプでも比較的新しいDMOSのTDA7293も考えましたが、これも国内では入手難・・・。
AliexpressにはLM3886共々沢山ありますが、どうも怪しい。
出てくる画像の印字フォントがどれもバラバラか、ロットが全て同一です。
ヤフオクに出ているのもそんな感じ・・・。
嫌な時代になったもんです。













時代はデジタルアンプなのでTPA3118あたりを使って左右独立配置のツインモノ構成をそのまま継承させて作ろうかなと思いましたが、これもまた偽物が・・・
どうやらTPA3111をリマークしている物らしいです (ピン数で容易に判定可能)。
出品画像は本物の32pinでも届くと偽物の28pinなんだとか・・・

AFBSは低域を持ち上げた上で帰還させてフラットにするので、意外とパワーが必要なんです。
よくある12Vで20W/chくらいのアンプだとDSLオンでクリップしちゃうと思います。
昔、LXA-OT1をAFBS化した事があるのですが、5W/chではなかなか厳しかったです (純正アダプターね)。
なので最低でも40Wくらいは欲しいかなぁ~なんて。

久しぶりにオーディオの世界に戻ってきたら、アンプの世界もデジタルへと変わってしまってて、なんというか・・・浦島太郎になった気分ですわ。

もう少し、色々と、検討が必要ですねぇ。