オーテク AT-SP5002022年11月13日

次の暴走ターゲットは、ちょっとレアなオーディオテクニカのスピーカーAT-SP500にロックオンしてみました。
確か、当時の評価もイマイチだったと記憶しています。価格も高めだったのでタマ数も少なく、ヤフオクでもほとんど出てこないようです。
オーテク入魂のスピーカーを一度聴いてみたかったので、ちょっと高かったけどポチっとな。





まぁご覧の通り、良く見るジャンクですわ。
ゴムのエッジがバッキバキに割れています。
ツィーターは鳴っていますし外すのが面倒 (外すと外装を痛める可能性大) なのでそのままで、ウーハーのみ修理してみます。











ずっしり重い亜鉛ダイキャスト製の飾りリングを外すと、プレスフレームのウーハーユニットを外せるようになります。
カネかける所を間違ってない??










コイルはOFC、配線はPC-OCCといかにもオーテクらしいですね。
結線にハンダは使用せず全て圧着カシメで行われています。
無駄に手間かかってますね。










さてさて、エッジを探します。
一般的なサイズのエッジは在庫していますので合わせながら選びます。
いわゆる6.5インチ用でOKでした。










そして一番厄介な作業・・・エッジ剥がしです。
面倒だから裏側は残したまま貼り付けようかとも思いましたが、やっぱり大切な部分ですのでキチンとやる事にしました。











ハイ、気持ちイイです!
やっぱりキチンとやると1本1時間はかかりますね。
溶剤使っての作業なので目とアタマが痛いです。










エッジを合わせてみます。
外径が大きくネジ穴が隠れてしまいます。











外周を4mmほどカットしました。
ハサミはタミヤのラジコンボディ用の曲線タイプ。この手の作業にめっちゃイイですよ。











サクっと貼り換えて特性チェック。
最低共振周波数は68Hz、ゴムエッジで冬なのでまぁこんなもんでしょう。











ターミナルはバナナ対応品に交換。
もう定番作業ですね。










外装を磨き上げて完成。
マズマズのコンディションですかね。










わくわくの試聴タイム。
さすがオーテク、高解像度!
ヘッドホンに例えるとATH-A900とかあのあたりかな。
やたら解像度が高くてクッキリハッキリ、中~高域は刺さるように攻めてきます。
うん、間違いなくオーディオテクニカの音ですね!

バスレフなので低域の伸びも十分ですが、明るく高解像度なので軽く聞こえてしまいます。
音離れも意外と良好で細かい音も出してくれますが、もうちょっと丸くても良いのではと思ってしまいます。
音楽をBGM的に聴くにはちょっと・・・キツいかなぁ?
全体的に実力は高いのですが、良くも悪くもオーテクですね。

いや、オーテクは昔から好きなメーカーなんですよ。
中学生の頃に愛用してたイヤホンもオーテクで、今でも大切に保管してありますよ。
ヘッドホンもAD1000があるし・・・でも最後に使ったのは何年前だっけ・・・?
やっぱりヘッドホンよりスピーカーですよー。

モニター用にとNS-10Mあたりの導入を考えていたのですが、この子で十分な気がしてきました。
もうちょっと柔らかいウレタンエッジのほうが良かったかなぁ?なんて思いつつもエージングで化けるかもしれないので、なるべく鳴らしてあげようと思います。





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