ONKYO M-55Ⅱ ― 2022年11月06日
スピーカー熱が暴走します。
気軽に使える小型2WAYくらいで、私好みの明るく抜けの良い音色の製品をweb上の情報から推測して手あたり次第入手するという方法で攻める廃人のような今日この頃。
価格も手頃なオンキョーのM55Ⅱをチョイスしてみました。
いや、たまたま立ち寄ったドフに有っただけなんですけどね。
ヤフオクもいいけど、やっぱりスピーカーは現物見て触って判断したい部分が大きいので。
背面が剥げているというブツでしたが、鳴ればいいやとレジへ。
対応してくれた店員さんもその点を心配して念を押して説明してくれて、それでもいいよと購入したらクルマまで運んでくれました。
なんて親切な店員さんなんでしょう。
また買っちゃいそうです。
帰宅してよーく見てみると、なるほどヒドイ状態だわ(^^;
手でポロポロと永遠に剥がれます、というか怪我しますね。
こりゃ一度、水をかぶってますね。
圧縮木材は水に弱いんです。
とくにこの年代に多用されているパーチクルボードは一度でも水を被ると元通りにはなりません。
ならないどころかボロボロと永遠に崩れてしまいます。
崩れるだけなら良いのですが、チップが荒く手に刺さるんですよね。
取り扱い注意です。
色々考えましたが、痛んだ背面に4mmのMDFを張り付ける方法で修理する事にしました。
溶剤で再処理するよりも手軽で見栄えも良いですからね。
スピーカーユニットをチェックしましたが、過去に修理されてますね。
自作と思われる布エッジに交換されていました。
中途半端な技術で修理されたスピーカーって、手に負えない場合が多いんです。
最初は絶望しましたが、要所はしっかり作業してあるので大丈夫そう。
試しに測定してみたところ、左右偏差も誤差の範囲。
最低共振周波数は26~28Hz。
自作エッジでここまで出せるのはなかなか・・・タダモノではない!
「一般的なプロ」 が作業したモノでは無い事がわかりましたので一安心です。
こういうのって技術はもちろん、ある程度の 「愛」 が無いとキチンと仕上がらないんですよね。
私がオーディオ機器の修理業者ってのを信用していない理由の一つでもあります。
ヤフオク等の 「整備品」 とか 「オーバーホール済」 なんてブツは高確率で地雷ですからね。
ひょっとしたら、修理品ガチャでアタリを引いたかもです。
安心して作業を続けます。
ターミナルは利便性を重視してバナナ対応品に交換します。
純正はエア漏れしないようボンドでガッチリ接着してありましたが、後々弄る事を考えるとビス止めがいいなぁと。
接着剤を剥がしパッキンを付けて取付ビスも4個から10個に増やして強化しました。
出来上がった箱に取付け。
ノーマルとほとんど変わらない外観に仕上がりました。
ユニットを付けて完成!
このデザイン、いいですね!
試聴。
ツィーターが出しゃばり過ぎな印象だったので、アッテネーターで目いっぱい絞ってイイ感じに。
明るく明瞭なんだけど、ちょっと攻めすぎてキンキンする感じかな?
密閉型でも低音は良く出ているけど、全体的に硬さが際立つ印象。
明るく元気なサウンドですが、伸びやかに歌ってはくれませんでした。
このあたりは、クロスポイント変更で解決できそうな感じなので、とりあえずはこのままエージングしてから遊んでみましょうかね。
スピーカー遊び、まだまだ増えそうです・・・。
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