CDP-701ESのDAC化遊び22023年12月02日


それではいよいよ大本命のCDP-701ESで作業開始です。




サクっと作業完了!!

作業中の写真は割愛させていただきますね。

CX890はCX20152に換装されていましたが、念のためソケットを履かせました。
ひと手間かかりますが、万が一の時に原因の切り分けとリカバリを容易にするためです。
状態不明で着手する時は必ずソケットを履かせるようにしています。








IC213の跡地はフル活用します。
9ピンと8ピンにデグリッチ信号を入れます。
14と7ピンから電源を頂いて、ついでに電源表示用のLEDも引き出しました。

写真ではD209~D212を撤去してBCK、APTL、APTR、DATAを接続していますが、CX890の場合は元々のZDを介して接続すればOKです。

え?回路図ですか?
他の方がPD0052で製作したものをweb上で公開していますので、そちらを見つけて頂ければと思います。
公開すればしたで、面倒な事に巻き込まれそうで・・・そういうの無理なんですごめんなさい。










素敵なDAI基板はリアパネルに固定して完成。
キレイに、そしてシンプルにまとまりました。
専用設計ならではの仕上がりに満足です。

今回の作業で最も難易度の高い作業は、リアパネルのネジ穴あけですね。
この穴位置をミスると、大変残念な仕上がりになってしまいます。









要らない回路はざっと撤去しました。
電源ラインも最小限に。
ん~~気持ちイイィ~!
完全に自己満足です!








そうそう、音楽再生中に電源OFFにすると、TC9245Nがエラーを吐く前にアナログ回路が落ちてしまい、結構なポップノイズが出てしまう事を確認しました。
通常はそんな使い方はしないと思いますが、どんな使い方をしても他の機器 (とくにスピーカーなど) にダメージを与えないようにする必要があります

uPD4584の4ピン(RESET)とTC9245NのMUTE(ERROR)とでANDを取った信号でミューティングリレーを制御して解決しました。







OPEN/CLOSEボタンの赤色LEDが電源表示で、再生ボタンの緑の三角LEDはMUTE解除時に点灯するようにしてみました。

入力は同軸と光の2系統で、タイマースイッチをONにする事で光入力になるよう割り当て。
それ以外のスイッチは飾りです。


音は、積極的というか・・・攻めの表現力に圧倒されます。
「やっぱりコイツはスゲえや・・・!」 ってのが正直な感想ですね。
ハイレゾのように上品に飾ったりせず、ストーレートに容赦なく音速でぶん殴ってくる印象です。
ブレとか滲みとか遅れといったものが全く感じられない引き締まった低域を軸に展開される、クールだけど血が通っている独特の世界が奏でるリアルな生命感・・・たまらんですわ。

普段使っているTDA1541の自作USB-DACが色褪せてしまうようでちょっと複雑な心境でもあります。
SAA7220+TDA1541の濃厚でトロ味のあるエロい音も魅力的なのですが、同じ濃厚でも音速でリアルに表現する701ESのほうが個人的には好物かなぁ。


AIWAのAFBSスピーカーでオーディオ遊びが再開して以来、主にスピーカー修理で遊んでいましたが、どうやらDAC遊びの波が来たようです。
今回の改造依頼、お受けして本当に良かったです。
素敵なDAI基板も余っていますので、暫くはDAC遊びを楽しみたいと思います。




CDP-552ESDのDAC化遊び2023年11月26日

CDP-701ESが到着するまでの間に、CDP-552ESDをDAC化してみました。

このDAC基板は・・・確か10年以上前にヤフオクでポチっと落とした物だったと思います。
電源やDAIは別に用意する必要があるので気が向いたら組もうと思っていたのですが、途中ですっかり熱が冷めてしまいましてね・・・。
片付けの時に見る度に 「ああ、もう作る事は無いんだろうな」 って思っていました。
そのくらい、冷めてしまってたんですよね。

でも、ついに組み上げる時が来たようです!





素敵なDAI基板と接続して動作確認。
普通に音が出ました。
もう、余裕ですね。

元々はデジタルフィルターと組み合わせるDACなので、NOSで鳴らすとS/Hの関係で若干ハイ落ちになります。
そうそう、TC9245NのLRCKは左右が逆ですので要注意です。










せっかくなのでオリジナルと同等になるようCX23034を追加しました。
CDP-552ESDはCX20152に付いている67.7MHzをマスタークロックにしてCX20152→CX23034→CX23035と供給させているのですが、DAC化の場合はCX23034にはTC9245Nの384fsを供給し、CX20152は単独でクロック供給するように変更します。
クロック周波数ですが、前にDAC化したDSP-501では73.5MHzの水晶が付いていたので、Aliexpressで75MHzを入手して付けました。

結果、ちゃんと動作しました。
いいですね。せっかくですのでキチンとした箱に入れる事にしました。










本当はタカチのカッコイイ奴に入れようとしたのですが、普通に諭吉超えでしたのでジャンクを活用する事にしました。

ミニコンポのチューナーです。ヤフオクで1000円でした。
ボタンが少なくシンプルなほうが好都合ですからね。
ちょっとキズが多めでしたが気にしない気にしない。










動作品でしたが、箱として使うので中身は要らないです。
ごめんね。










使えそうな部品を剝ぎ取って、サヨナラです。












DAC一式を組み込みます。
丁度いいサイズ感ですね。










ACコードはインレットにして、RCA端子はちょっとイイのを付けました。
元々電源スイッチはタクトスイッチでマイコン制御でしたので、ロッドを介してメカニカルスイッチを後方でON/OFFできるようにしました。










入力切替はUP/DOWNボタンで切り替えられるようにして、その下にあるタイマー設定用の小さいボタンを撤去して3mmのLEDで選択した方を表示するようにしました。











機器と接続してTC9245NのERR(MUTE)が解除されると青色LEDが点灯するようにして完成。
普通に使える実用性の高いDACになりました。

音は前回DAC化したDSP-501とよく似ていますが、より重厚な感じですかね。
どちらかというと、CDP-302ESよりもDAS-703ES寄りかな?
ノンオーバーサンプリングと比較すると、低域がよく響く印象ですかね。

もう作る事は無いと思っていたDACを組み上げる事が出来て満足です。
実は、CDP-553ESDのDAC基板もあるので、そちらも熱が冷めないうちに仕上げたいと思います。