CDX-1a project 3 ― 2025年08月30日
いよいよDACのセレクターを組んでいきます。
ケースのフロントパネルに表示窓があるので、選択したモードなんかを表示できるようにしてみたいのでarduinoと液晶パネルを組み合わせて遊んでみます。

中華arduinoと中華シールドを組み合わせてchatGPTさんに手伝ってもらいながら行いました。
凄いですよね。中卒でもAIがあれば開発できちゃうんだから…!

セレクターのプログラムが仕上がったので、ハードの製作にかかります。
液晶表示をケースの表示窓に合わせて組み込みますが、けっこうギリギリでした。
端子が横にある細長基板タイプのほうが良いかもです。
そうそう、バックライトの光が表面に漏れないように黒テープでしっかりマスキングしておきましょう。
ここで手を抜くと残念な仕上がりになっちゃいますからね。

秋月のarduinoブートローダー書き込み済みのAVRで小さく組んでパネル裏面にセット。

ヨシ!
いい感じです!
この4つのボタンで切り替えるようにしました。他は未使用です。

CDX-10改と同じくリアパネルにRJ45端子を付けました。

Aliexpressで見つけたRJ45パネルマウントアダプター。
国内でこういうのを探しても産業用の高価な物しか無いんですよねぇ・・・。

CDX-10改との接続はこんな感じになります。
LANケーブルは丁度いい長さ(20cm)で作りました。
3mでも問題ありませんでしたが、精神衛生上の理由で最短に。
そうそう、LANケーブルはオーディオ用と称した高級品を使うと音が良くなるらしいですよ。
おめでたいですね。

CDX-10改よりも明らかに表示が明るすぎです。
これでも色パネルを1枚入れているんですけどね。
まぁ見やすいという事でこのままにしておきます。

電源ONウエルカム表示にも遊び心を。
それでは試聴です。
CD-1aの音の良さについては折り紙付きですので、一番気になるSPDIFの光とRJ16の音質差を確認して遊んでみます。
ボタン1つで瞬時に途切れる事なく切り替えられるのですが、変化が体感できないのでセレクターが機能してないんじゃないかと疑ったくらい、変化がありませんでした。
でもね、こういうのって同時に切り替えたんじゃ分かりにくいもんなんです。
リラックスして少なくとも1曲、できればアルバム1枚を通しで聴いてから切り替えると分かりやすいと思います。
「音の質」っていう差はほぼ無いですし音の傾向も同じにしか聞こえないのですが、雰囲気というか広さというか、そういう点で僅かな差が出てくるように感じます。
とくに「立体感」とでもいいましょうか、ほんとに僅かですがRJ16のほうが音場が広く高い方向へ弾む印象です。
無音からフワっと立ち上がる瞬間のあの感じとか、その時の雑味?っぽさとかは比較的分かりやすいかな?どうかな?
でもね、これをブラインドで100%キッチリ当てられるのか?と言われると全く自信は無いですね。
この領域になると、機器のコンディションよりも人間側の体調のほうが遥かに大きく影響するもんです。
高級LANケーブルの音質評価をしている超絶シビアなオーディオ評論家さんとかメーカーさんは、普段からどんな体調管理をしているのかすごく気になります。それで飯を食っているプロなわけですから、きっと我々凡人では想像できないストイックな努力をして日々過ごしているんでしょうね。大変ですよねぇ。
私はもうね、音質語れるような耳じゃないので、このCDX-1aは十分すぎる贅沢品ですよ。
CDP-701ESのようなギリギリまで積極的に攻めた異次元の音速感という領域には至っていないけど、だからこそ得られる安心感のような懐深いパワーがとても心地良いです。
あのCD-1aのたっぷりとした重厚なサウンドが、こんな小さくて軽い筐体から出てくるなんて楽しくて笑っちゃいます。
もっと大きくて背の高いゴージャスな筐体ならプラシーボ効果も相まって高く評価されるのが日本の一般的なオーディオなのですが、私の場合は毎晩コツコツやった3ヵ月とそれなりの投資から得られた自己満足炸裂プラシーボ効果でもうめっちゃ良い音に感じています。おめでたいですよね。
なんかもう、行くべき所まで逝ってしまったような感じ・・・かな。
今までPCオーディオがメインでしたが、ひと手間かけて円盤を扱うCDプレーヤーってやっぱりイイですね。自然とジャケットに目が行ったりしてね。
暫くはこのCDX-1aを中心に、今までDAC化したオモチャでマイペースで楽しみたいと思います。
CDX-1a project 2 ― 2025年07月19日
CDX-10改が仕上がったので、いよいよDAC側を仕上げましょうか。
LANケーブルでRJ16を受けるわけですが、このRJ16から積分型DACに必要なAPTL/APTRやデグリッチを生成する必要があります。

CDX-10のRJ16はBCKが64fsなのでLRCKを16bitもシフトさせる必要があるのですが、ここだけでもざっと74HC595を2個とか・・・ユニバーサル基板で組むとなると、ちょいと面倒なんですよね。
そこでこの基板。
これは去年作ったI2Sフォーマットで積分型DACを鳴らすために作った基板です。
以前紹介した回路はそのままにUSB-DDCのCOMBO384系とドッキングして遊べるように基板化したものですが、今回ラクするためにI2S→RJ16変換部をジャンプさせて使う事にしました。

こんな感じでLANケーブルが接続できるようにRJ45コネクタを付けてテストです。
RJ16とかRJ45とか、なんか書いててややこしいですわ。

一応、ピンアサインはこんな感じにしました。
あきゅのHS-Linkベースです。

動作テストです。
何処のご家庭にもあるLANケーブルを接続して動作確認です。
とりあえず長さはなんと3m!
ちゃんと動くかな~?

うん、大丈夫ですね。
あんなに不安定だったCDX-10が3mでもビシっと安定しています。やっぱりアースは大事。

ちゃんと動く事がわかったので次のステップへ。
CDX-10専用ではなく、いつものSPDIFでも使えるようにするためセレクターを作りました。
なんてこたぁない74HC157を2個使った8chのデータセレクターです(実際使うのは5chだけですけどね)。
こんなのでもユニバーサル基板で作ると老眼にはけっこう大変なので基板化しました。
ラクチンです。
ブロック図はこんな感じになります。
CDX-10からRJ16を受けるのは良いのですが、ケーブルの芯数の関係でエンファシスとMUTEの制御信号を受ける事ができません(できなくは無いのですが、ちょっとね・・・)。
そこで素敵なDAI基板からの信号でこれらを制御するようにしました。
よって、RJ16と一緒に光ケーブルもセットでの接続が必要になりますが、売り物ではなく自分で使うものなので汎用性のあるこの方式にしました。

追加の基板は2枚重ねにして無理やり押し込みました。
それではいよいよ実機で火入れです。
CDX-10改と接続して、RJ16とSPDIF両方とも動作OKです!
最初はデグリッチの配線を間違えて歪まみれでしたので修正しました。
デグリッチは間違えると派手に音が悪くなるので分かりやすです。
軽~く聴いた感じではRJ16もSPDIFも同じ音で、音質差があるようには・・・???
このへんはキチンと仕上げてからキチンと評価しましょうかね。
そう、キチンと仕上げるにはキチンとした操作性が必要なわけでして、マイコン制御は不可欠かなと。
ケースにも液晶表示の窓があるので、ここに何か文字等を表示できたらいいなぁ~って。
マイコン関係は全然苦手なのですが、AIさんに手伝ってもらいながらやってみようかと。
DAC部は完成したのですぐにでもやりたいところですが、来月まで仕事パンパンなので暫くはお預けになりそうです。
年内には完成させたいなぁ・・・できるかなぁ・・・?
それよりも夏!頼むから終わってくれ!
夏!暑すぎ!!要らない!!!
30℃を超えたくらいで驚いていたあの頃に戻ってほしいです・・・!
最近のコメント