第4回自作スピーカーコンテスト2013年10月28日 22:22


今年も音楽之友社stereo主催の「第4回自作スピーカーコンテスト」に行ってきました。

今回から「一般部門」と「匠部門」そして「家族協作部門」と増えました。
対象のユニットも5センチ口径とくれば、大音量派のみならず、私の大好きな小さいスピーカーも沢山集まってくるのではないかと。
こりゃ新しい何かが発見できそうな気がしたので、今年も正規の手続きを経て潜入してきました。



渋滞を恐れてちょいと早めに神楽坂に到着したので、有名なパン屋さん「メゾンカイザー」へ。
人気のクロワッサンやバゲットをゲット!
中でも軽く食事が出来るんですね。
ま、今回はお持ち帰りです。



私道だか公道だかわからない道があちこちに。

本当はね、茶寮っていうカフェに行きたかったのですが、開店前から長蛇の列で・・・
並ぶのが大嫌いな私は素直に断念。

ま、しょうがないやねって、あちこちブラブラと。
神楽坂って、神社が多いんですね。
ちょうどお祭りやってたりと、あちこち賑やかでした。


神社といえば赤城神社。
群馬の赤城神社とは違うけど、繋がっているようないないような(^^?

ちなみにねこの郵便局とやらはまだ開店前でした。



あれ?こんなんだったっけ??
そういえば以前来た時は工事してたっけ。
こんなにキレイになっちゃったんですね。



そんな事をしているうちに時間になったので、音楽之友ホールへ。



入ってすぐの入り口で、毎度毎度のラックスマンが。
またまたなにやら怪しい赤い基板が・・・
な、なんと来年1月号の付録になるというLXA-OT3が!
あのLXA-OT1のファインチューン版なんだそうで。
基本的には同じって事らしいですが、パターンがめっちゃ本気で嬉しいじゃないですか!
予約しなくちゃ!



ホールに入ると既にこんな感じで試聴会が始まっていました。
去年は時間が無くてじっくり見れませんでしたが、今回は・・・
でもやっぱり見ていると聴けないし、聴いていると見れないし・・・
聴くにも熱心なマニアさん達で満席だしで・・・難しいです(^^;



本で見た評論家の先生方の作品も展示してありました。
音、聴いてみたかったなぁ。



それにしてもですね、今年もレベルが恐ろしく高いです。
この曲面なんか、どうやったら・・・?!



ホームセンターで入手できるパーツを厳選し組み合わせて作られた作品。
毎回素晴らしいアイデアに脱帽です!

さてさて、全部は紹介しきれないので、小さいスピーカーで気になった作品のみ紹介して行く事にしますね。
え?何故かって?
小さいスピーカーが好きだからですよ。そう、完全に好みの問題(^^;
オーディオなんてそんなもんでしょ?!

大きい自作スピーカーっていうのは・・・なんといいますか、完全に好みの問題なんですけどね、
だいたいバックロードや共鳴管で低音を稼ぐ方式になるのですが、「ぶわ~ん」とか「ぼわ~ん」っていう音になっちゃって、必ず声が濁るので聴いていて疲れちゃうのでダメなんです。

ま、住宅密集地にある狭い家に住んでいるので、大型大音量というのに嫉妬しているってのもあるかもしれませんが(^^;



小さくてユニークなスピーカーがいっぱい!
んもう、楽しいじゃないですか。



ペットボトル・・・ではなくガラスの瓶にスピーカーが!!
すごい、どうやって開けたんだろう?!
ダイヤのホルソみたいなので地道に頑張ったんだそうで。
穴を開けたのも凄いですが、このために中身を飲み干したほうが凄いかも(^^?



家族協作部門の親子作品。
懐かしい!昔作ったかるがもスピーカーを思い出しました。
お子さんと一緒に作ったんだそうです。
小さな第1室に大口径ダクト。これだけでかなり「攻め」の方向である事が容易に想像できます。
音も「攻め」の姿勢そのまんま。元気いっぱいの男の子って感じのサウンドでした。
残念なのは今回はお父さんだけの参加だった事。
次回は親子で来てくれるといいなぁ。



出た!キワモノ!(^^;;;
母娘で作った全身紙粘土のヘビ型スピーカーの登場です。
音は、意外(?!)にも普通ですが、ローエンドまでしっかり伸びています。
ディップがあるのは確かですが、刺激的な音が出ないので気持ちよく聴けます。
で、後で知ったのですがスタンドにも一工夫してあるバックロードホーン方式なんだそうで!!

バックロードというと、ボーカルが濁って煩い音になりがちですが、このヘビちゃんはスッキリとした音でボーカルもクリア。とてもバックロードとは思えません。
うーん、バックロードに対するイメージが、ちょっと変わってしまいました。



円柱型のスピーカー。
なんと!現役中学生の作品です!
密閉?バスレフ?それとも・・・??
バスレフのように意図的に低域を得ようとしたのではなく、いわゆる背圧がかからないようにする事をイメージして設計したのだそうです。
なので、背面開放型に近い構造になるのでしょうか。

音は、腰の弱さは否めませんが、立体感はなかなか。
全体的に柔らかくフワっとしている感じは、昔作ったひょうたんスピーカーにどこか似ています。
本当に中学生??
今後が楽しみです!



SL型のスピーカー。
最初見た時はブリキか何かかと思ったのですが、何と陶器なんだそうで!
粘土から作って焼いたスピーカー!!
凄過ぎます!

陶器って、焼くと必ず縮みますが、それも織り込み済みで焼いているそうです。
もちろん、エントツがバスレフポートです。



近くで見てもこのディテール!!
うーん、欲しいっっ!!



で、授賞式が始まったわけですが、一般部門の第一位の作品を見てビックリ!



すみません、1位になるまで全然、、、気にも・・・・・(^^;;;

ボイド管丸出しでバッフルをボルトで連結している構造は、昔作ったペットボトルスピーカーを思い出させてくれます。

音はこれまた衝撃的。
見事なバランス。危なっかしさが無いです。
バスレフポートが効率的に効いていて、低域の伸びはもちろん、量感と解像感のバランスが見事としかいいようがないです。
バッフル面積の小ささからくる定位の良さはもちろん、妙な付帯音もなくユニットの素+低音という印象です。
見た目と、1位と、そして何より音を聞いて、もう驚かされっぱなしです。
完全にやられました(^^;



スピーカーを作ってセッティングという作業をする時、だいたい箱は仕上がってしまっているのでバスレフポートの長さを変えたり吸音材を増減したりする程度しか出来ないものですが、このボイド管を使った構造なら管の長さを変えるだけで容積も変えられますしポートの変更も容易。
しかもボイド管は非常に安価ですから、気が済むまで作っては試してという作業が楽しめるわけです。

あまり多くは語っておりませんでしたが、ああでもないこうでもないという気の遠くなるような作業を死ぬほど繰り返して、このサイズに落ち着いたのだと思います。
そうでなければ、この領域まで持ってこれないですよ。

私がスピーカーの試作をする時は、ドフのジャンクスピーカーを活用したりしています。
1から板材で箱を作るとなると手間もそうですしそれなりに費用もかかりますが、ジャンク箱を活用すれば比較的安価でラクに作る事ができます。
しかし、このボイド管のほうがはるかに自由度が高いです。
何より容積を容易にしかも安価に変更できるのは非常に魅力的です。
処分する際もふんずけてポイで済む点も見逃せません。
試作にはモッテコイですね!

ボイド管というと強度面で不安を感じますが、音を聴いた限りでは全く問題ないと思います。
低音域の解像度もしっかりしているのがその証拠。
ガッチリ作られた大柄なバックロードや共鳴管のほうが「ぼわ~ん」ってだらしない音になったりしますから。

とにかくこのボイド管スピーカーは衝撃的でした。
このスピーカーに出会えただけでも、はるばる群馬から上京してきたかいがあったってもんです。
大収穫!!



音圧を稼ぐために複数駆動を採用した作品も多数出品されていましたが、中でもこのスピーカーの音のまとめ方はハイレベルでした。
複数駆動は簡単に音圧を稼げる半面、バランスという点で難しい面を持っているものですが、見事なパワーバランスでした。

そんなこんだで、気が付けばどっぷり日が暮れてしまいましたので、まだ全作品を聴けていませんが途中退場で帰路につきました。

よりハイレベルなコンテストになって一部の究極的なマニアしか参加できなくなったように思われるかもしれませんが、そこは家族協作部門が新たに加わったので、むしろ誰でも気軽に参加できるようになったと思います。
音も大切ですが、オリジナリティや作る過程を楽しむ事も大切。
そういう部分もしっかり評価されている点からも、決して大型重低音スピーカーが偉いというコンテストではないという事がわかるかと思います。

今のおじいちゃん世代が若かった頃は、わざとでかい音で音楽を鳴らして近所に自慢する行為が流行ったようですが、今の時代ではそれは認められなくなりました。
爆音オーディオの時代は終わったと言って良いでしょう。

これからは良質な小型スピーカーで周囲に迷惑をかける事なく適度な音量で気持ちよく音楽と接する、そんなスタイルが良いのではと思います。
ヘッドホンも良いですが、家で聴くならやっぱりスピーカーでしょ!

もっともっと、自作スピーカーを楽しんでくれる人が増えると、いいなぁ!



今朝の朝食はメゾンカイザーで買ってきたパン。
クロワッサンはバターの風味が絶品!
焼きたてならもっと美味しいんだろうなぁ。
神楽坂、また行ってみたいですねぇ。
もちろん、第五回のコンテストも、楽しみにしていますよ!

コメント

_ baldy0616 ― 2014年01月05日 07:46

はじめまして。baldy0616と申します。
この記事と直接関係無いのですが、コチラの高速化事業部の「小型ダブルバスレフスピーカーシステムの製作」を参考に初めてスピーカーなるものを作ってみました。
コスト削減要請のためMDFの厚さは12mm、ユニットはFostexのP800Kとなりましたが、感動するほど素敵な音が出てきました。ミニコンポのスピーカーよりいいです。

自作の楽しさを知ることが出来ました。有難うございましたm(__)m

_ りょうさん ― 2014年01月06日 21:16

baldy0616さん:

はじめまして。
あの箱を作って頂いたようで嬉しいです。
また、自作の楽しさを知って頂けた事がなによりも嬉しいです!
ありがとうございます。

フォスのP-800はstereo付録キットのをダブルバスレフに入れて居間で愛用しています。
なかなか低音が良く出る良いユニットですよね。
取り付け穴径とネジピッチが少々特殊なので、他のユニットへ気軽に交換できないのが難点ですが、そんな時はもう1セット作って遊んで頂ければと思います(^^;

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