作業場リファレンス CDP-790改 ― 2012年05月06日

作業場のリファレンスとして酷使していたCDP-790改です。
そう、ソニーのふる~い下位モデルのCDプレーヤーです。
実はコレ、ベータま。師匠が改造を施した特別なCDP-790なんです。
そこらのインチキ業者の改造品とはレベルが違います。
そう、ソニーのふる~い下位モデルのCDプレーヤーです。
実はコレ、ベータま。師匠が改造を施した特別なCDP-790なんです。
そこらのインチキ業者の改造品とはレベルが違います。

元々あった18ビットのD/Aコンバーター回路は潔く撤去し、オリジナル回路の16ビットのNOS(ノンオーバーサンプリング方式)に載せ替えられています。
まさに時代の逆行(^^;
その他、電源トランスの巻き線からサーボ系まで、抜かりなく手が加えられています。
まさに時代の逆行(^^;
その他、電源トランスの巻き線からサーボ系まで、抜かりなく手が加えられています。

DAC石はバーブラウンのPCM56Pが2個使われています。
普通に左右独立ですが、シフトレジスタを用いたロジックが組まれています。
良く見るLRCKをひっくりかえしているだけの製品とは違う方法ですね。
さてさて、その音ですが、極めて普通です。
いや、素直といったほうが正しいのかな。
パラにして低音ドスドスとか、そういう世界とは全く違う方向ですね。
NOSは、いい加減に組むとお下品な感じになっちゃうんですよね。
NOSは音が前に出てくる傾向が強くなり、距離感が曖昧になるのですが、このあたりをうまくまとめないと、ガツガツせめてくるだけの聴き辛い疲れる音になってしまいます。
下手な自作機や中華製品に多く見受けられる、あんな感じです。
この点CDP-790改はNOSだけどNOSらしくない究極のNOS(?)を満喫できました。
すんごく気に入っちゃったので「返して」って言われるまですっとぼけてずっと借りているつもりでいたのですが(^^;
次回の改造ベースにするっていう事で返却指令が来てしまいました。
やっぱりおぼえてたのね(^^;;;;;
本日、ヤマト運輸で帰っていきました。
次回作、楽しみにしていますよ。師匠!

と、いう事で、作業場リファレンスが無くなってしまいましたので、急遽このコを連れてきました。
タスカムのCD-401MK2です。
これは音響の仕事をされているラスカルさんから頂いた業務用のCDプレーヤーです。

使ってみると、これがなかなか・・・!!
重心の低い落ち着いた音で、何より出力が豊富で機器のテストをする際も非常に重宝します。
リモコンもあるので、ヘッドホンでのんびりリスニングもできちゃいます。

新たな作業場リファレンスとして、がんばってもらいますよ!
ラスカルさん、ありがとうございます!
SHARP 1BITオーディオ SD-NX10 ― 2012年04月30日

シャープの1ビットデジタルアンプを搭載したミニコンポSD-NX10です。
デジタルアンプというと新しい印象がありますが、かれこれもう10年前のモデルになりますか。
時の経つのは早いもんです。
そりゃ年も取るわな。
今回のブツはドフに転がっていたのを捕獲したものです。
リモコンが無いだけで動作はバッチリでしたが、右側の鏡面ケースのアンプ部以外は要らないので処分しちゃいました。
勿体無い??

さっそくアンプを分解&解析。
ぶっちゃけこれ、CX1やCX2あたりのローエンドモデルと同じアンプモジュールが使われています。
基板も部品定数も電圧も同じなので出力も同じはずですが、カタログではNX10のほうがチョット大きいのは何故?
電圧は同じでも、トランスのコアサイズは大きいので、多少強化されているようです。

アンプ部単体で使用できるように改造します。
最初はちょこっと手を加えて済ませようと思っていたのですが、せっかくなら楽しまないとこれまた勿体無いので遊び半分で基板から。
最初はちょこっと手を加えて済ませようと思っていたのですが、せっかくなら楽しまないとこれまた勿体無いので遊び半分で基板から。

秋月で大量購入した電解コンデンサをスペースの許す限り目いっぱい付けました。
どうせやるならこのくらいやらないとね。
ミニコンポ本体をドライブしていた電源部がそっくり余ったので、アンプのA/D変換回路用に活用しました。
リレーもパラで、左右独立で搭載。
うん、ピュアなアンプって感じの構成でしょ?

スピーカー端子もバナナ対応に、音量調整VR、電源スイッチ、ACインレットなど装備して、単体アンプとして使えるようになりました。
デジタルアンプというとクールでハイスピードという印象が強いのですが、このアンプは艶もあって何処かアナログチックな雰囲気を持っています。
若干ゲインが低いですが、音質が良いので良質なプリアンプと組み合わせて使ってみたくなるアンプです。
作業の詳細やCX1、CX8、フラッグシップのNX20との違い等は後日ホームページのほうで記事にまとめる予定です。
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