PCオーディオ専用電源の製作2014年01月06日

世の中、PCオーディオが流行のようで。
CD再生がメインの我が家ですが、CDデータをNASに突っ込んで再生できる環境というものに魅力を感じてしまう今日この頃。
パイオニアのN-50とか凄く気になる存在なのですが、超貧乏の金欠ヒラリーマンにはとても手が出ません。

そんな時、缶コーラさんのブログが目に止まりました。
これは凄い!やるしかねぇ!!って事でシンクライアントPCを入手してvoyageMPD導入に挑戦しました。
が・・・
素人ゆえのアホなトラブルが色々ありましてね(^^;
最終的には缶さまに泣き付いてPCを送り付けて(汗)セッティングして頂きましてね、
今では快適に使わせて頂いてます。
缶さま、ありがとうございました!

voyageMPD、コレいいですわぁ~!
PCはもちろんNEXUS7やスマホでサクサク操作できるのですごくラク。
PC本体もちっちゃくて、ラックの片隅に設置できます。
これでPCオーディオがグっと身近になりましたです。
もうN-50なんか要らないよ!



さてさて、今回使用したHPのシンクライアントPCは、当然ですがスイッチング電源のACアダプターです。
PCとはいえ、オーディオ機器として使いたいですし、オーディオ機器と混在して使うので、他の機器への悪影響をも考えるとスイッチング電源は避けたいところ。
そこで、昔ながらのトランス電源によるリニア電源を作ってテストしてみる事にしました。

ドフで15V以上で適当な容量のACアダプターをゲットして、それをベースに安定化電源に仕上げます。



速攻でバラします。
中身はご覧の通り非安定化電源そのまんまです。



それを12Vの安定化電源に改造します。



回路図はこんな感じ。
この定数だと11.6V程度の電圧ですが、全く問題なく使用できています。
一般的なE24系列の抵抗を使用するとこの電圧になってしまうのですが、どうしても12Vピッタリにしないと気が済まないシビアな人はサーメットタイプの多回転タイプの半固定抵抗を使ってしっかり調整しまくると良いかと思います。



損失もそれなりにあるのでヒートシンクを付けて出来上がりっと。
もうちょっと大きいほうが夏場は安心かなと。
でもまぁ定格範囲内なので全然オッケーですけどね。

さてさて、気になる音の変化ですが・・・
電源の質がモロ音に出るようにバスパワーのBEHRINGERのUFO202を用意しての試聴。

けっこう、効きますね。
一番の違いは喧しさが無くなる点でしょうか。
一瞬、元気がなくなったように感じるのですが、いやいや、そうではない事にすぐ気付くはずです。
ヘビメタや電子楽器全開系のソースでは物足りなく感じるかもしれません。

やっぱり、電源は大切ですね。
USBケーブルにン万円かけるより遥かに安くて効果的ですよ!



と、いう事でシンクライアントPCが増殖中(^^;
各部屋に1台ずつ設置すれば、いつでも気軽に超高音質再生が可能になります。
タブレット端末での操作感は、選曲の速さや操作性などCDを遥かに上回ります。
音質も常に安定していて、このあたりはメカモノのCDプレーヤーに対して大きなアドバンテージである事は、メカモノ好きとしては認めたくないのですが・・・ねぇ(^^;

今後の課題は、WAVファイルを格納しているNAS容量の増強、かなぁ?
2TBじゃ、すぐにいっぱいになっちゃいそうです。
あとはvoyageMPDの実力を最大限に引き出せるUSB-DACの製作、これ重要。
そんなわけで、2014年は我が家のオーディオ環境が激変するかもしれません?!

コメント

_ 缶コーラ ― 2014年01月07日 18:51

りょうさん、こんばんは。こちらではご無沙汰しております。

インストールでは苦労しましたね。結局ネットワーク固有の問題ではないかということ
で、憶測の域を出ませんが無理矢理決着としてしまいましたが。

でもおかげさまでうちのブログのインストール手順の補足という形で記事内容の充実が
図れましたので感謝しております。

そして無事稼働&他シンクライアントでのバックアップコピーからのインストール成功、
おめでとうございます。こちらもほっと致しました。

早速電源を改良されたと言う事で興味深く拝見致しました。うちはそこまでの事が
なかなか出来ないので無線機用の安定化電源で実験してみようと思います。

Voyage MPDの音はエッジが効いてる訳でも無いし、ドンシャリの厚い音でも
ありませんので確かにソースによっては大人しすぎてつまらないとの印象を
受ける人もいると思います。でもあの静けさ、空間の中にぽっと浮かぶ感じで
出てくる音は十分上質なものだと思います。

3台も増殖してたんですね(^^;。各部屋それぞれで好みの音楽を堪能して
下さいね。

さて、うちも次はRaspyFiにチャレンジです。頑張りますよ。

_ りょうさん ― 2014年01月07日 22:16

缶さま:

この度はいろいろと有難うございました。
いやぁ、本当にいい勉強になりましたです。
voyageの設定はもちろん、ネットワークの事、XPやwin7の事、linuxの事などなど・・・
おかげさまで、PC環境がガラリと変わりつつあります。
勢いで台数ばかり増えてしまったので、ちゃんと使えるようにならないとです(^^;
今後とも宜しくお願いします!

_ Joe ― 2014年01月08日 21:39

管理人様、初めまして、Joeと申します。
管理人様のHPが色々なページがあった頃から拝見させて頂いております。
コメントさせて頂くのは初めてとなります。

私も音楽を聴くのが好きで、少しオーディオ(ホーム、カー問わず)も好きです。

残念ながら数年前に片耳が難聴になってしまい、オーディオは鳴ればよい程度に
気持ちが変わりつつあります。

とは言えXK-009等を保管しております。
いつかテープメディアのデジタル化に使う予定です。
(いつになるかわかりませんが(苦笑)
S-VHSVTRも複数台用意して、デジタル化を予定しております。

車は現在の会社の寮暮らしの為に処分してしまい、今は車は所持しておりません。

オーディオを愉しむことは少し難しくなりましたが、管理人様の記事を楽しみしております。

これからも楽しい記事を載せてくださいませ。

長くなりました、寒くなる時期ですがご自愛くださいませ。

それでは。

_ りょうさん ― 2014年01月11日 19:49

Joeさん:

はじめまして。
こんな枯れたブログを楽しみにされているなんて、もう素直に嬉しいです。

私も、実はあまり耳が良くありません。
左右偏差がかなりある事は、測定器で確認済みです。
でも、人間の脳というのは良くできているものでして、うまいこと補正してくれるんですね。
おかげで日常生活はもちろん、オーディオも支障なく楽しめています。

好きな音楽をお気に入りの機器で聴いて楽しむ。これこそ正しいオーディオだと思います。
XK-009は、音はもちろんの事メカの動作も俊敏で使うのが楽しい最高のマシンだと思っています。

これからも、ブログやHPで楽しいオーディオを発信(発振?)していきたいと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。

_ ラスカル ― 2014年02月12日 12:03

りょうさんお久しぶりです。

投稿を見て思うのですが、デジタルオーディオ程、電源トランスを使った方が音が良いです。
私のブログにも投稿していますが、製作したヘッドフォンアンプの電源をスイッチング電源のACアダプターからトランスタイプのACアダプターに変えただけで音が良い方向(落ち着いた音)に成ります。また、私のオーディオのラージモニターの中高域をドライブしているアンプ(全国オーディオ会で受賞)の電源をスイッチングからトランス式に変えただけで飛躍的な音質改善がありました。

ただ、スイッチング電源でも高度な設計をされたものは別です。
私は、過去にOPアンプでイコライザーアンプとフラットアンプを作り、電源部にTDK製のスイッチング電源モジュールを夫々に使用したアンプを製作、過去にMJ誌(無線と実験)で行われていたアンプコンテストで銀賞を受賞した事が有ります。
このTDK製のスイッチング電源は他社の物よりノイズ放射レベルが一番低く、電源のインピーダンスが、普通のシリーズ型低電圧電源よりもはるかに低い(シャント電源並)です。
このようなプロ使用のスイッチング電源はかなり高価です。
コストで考えるとトランスを使った方が安いでしょうね!

_ りょうさん ― 2014年02月14日 23:17

おお、ラスカル師匠!お久しぶりです!
TDKのは試した事が無いのですが、スイッチング電源は良い印象が全く無いんですよね。
トランスを使ったリニア電源なら、よほどヘマしない限り期待通りの結果が普通に得られるので、私は昔ながらのトランス電源が大好きです。

で、究極を求めると、バッテリー駆動って事で落ち着くんでしょうね(^^;

_ ラスカル ― 2014年02月16日 13:12

りょうさん。

確かにバッテリーは鋭いですね!
一時期、オーディオにはバッテリーブームが有り、LUX等は、プリアンプやパワーアンプのドライブ段をバッテリー電源にしたものが発売されました。
しかし、姿を消してしまいました。

当初、私はメンテナンスの理由から生産中止となったと思っていました。
しかし、私もホーンシステムを使用していた頃、バッテリードライブのプリアンプとパワーアンプを製作(金田アンプもどき)マルチシステムで鳴らしたことがあります。
出てきた音はすごくシビアーで端整な音で、長柄音楽をさせてくれない再生音でした。

やはり、少し個性が有って(だからと言って爆音ではない)音楽身の有る再生音が良いなと思いました。
そういう点では、トランス式できちんとレギュレーターを設計したほうが良いなと思いました。

PS、私も左耳が9KHzまで、右耳が10KHzまでしか聞こえません。
年(今年で56歳)のせいでしょうが、仕事上でも自宅での音楽鑑賞でも不自由した事はありません。
何とか成るものですね!

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